
フェアトレードってなに?
どうして日本で普及しないの?
そんな疑問にお答えします。
- フェアトレードとは
- フェアトレードの基準
- 日本でフェアトレードが普及しない理由3つ
- フェアトレード製品を購入するならPeople Treeがおすすめ
フェアトレードって聞いたことはあるけど、よくわからないという人が多いんじゃないでしょうか。



私も実際に商品を手に取るまでは知らなかったです。
この記事では、フェアトレードの基礎知識や認定基準、日本で普及していない理由を簡単に解説しています。
おすすめのフェアトレード専門ブランドも紹介していますので、ぜひみてみてくださいね。
フェアトレードとは


日本では、発展途上国で生産された製品がありえないほど安く販売されていることがあります。
実は、その安さを実現させるために、人や環境にさまざまな害を及ぼしています。
- 生産者や労働者に正当な対価が支払われない
- 生産性向上のために必要以上の農薬を使用
- 農薬による生産者の健康被害
し今後も生産を止めないためには、生産者の労働環境や生活が安定して自然にもやさしいしくみをつくる必要があり、そうしてできたのがフェアトレード制度です。
フェアトレードとは、直訳すると「公平・公正な貿易」です。
フェアトレードは、発展途上国の原料や製品を適正な価格で持続的に購入することで、発展途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指しています。
フェアトレードの基準


フェアトレード製品として販売するには、国際フェアトレード基準をクリアしなくてはいけません。
国際フェアトレード基準
国際フェアトレード基準は、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)が定めているフェアトレード全般に関する基準です。
この基準は、基準委員会(Standards Committee)とフェアトレードに参加する生産者や貿易業者などによって、定期的に見直されています。
詳細は、公式サイトでご確認ください。
生産者の対象地域
フェアトレードの基準は、不利な立場の生産者にとって公平で公正な取引を促進することを目標としています。



すべての国や生産者が当てはまるわけではありません。
生産国として認定される国は限定されていて、主に開発途上国と呼ばれる国が認定対象になっています。
国際フェアトレード認定対象産品
国際フェアトレードの対象産品は以下のとおりです。
産品名 | 代表的な製品 |
---|---|
コーヒー | 焙煎豆 |
生鮮果物 | バナナ、りんご、アボカド、ココナッツ、レモン、オレンジ、ワイングレープ |
カカオ | チョコレート |
スパイス・ハーブ | ・スパイス バニラ、クミン、コショウ、ショウガ、シナモンなど ・ハーブ ルイボス、ハイビスカス、カモミールなど |
はちみつ | はちみつ |
ナッツ | カシューナッツ、胡桃、アーモンド、マカダミアナッツ |
オイルシード・油性植物 | ごま、オリーブ、大豆など |
加工果実・野菜 | ドライフルーツ、フルーツジュース、ドライ野菜 |
サトウキビ | 砂糖 |
茶 | 紅茶、緑茶など |
野菜(豆類・じゃがいも含む) | ピーマン、メロン、じゃがいも、ひよこ豆、レンズ豆など |
食品以外にも、コットンやサッカーボール、バラやカーネーションなど、さまざまな製品がフェアトレードで輸入されています。
フェアトレードのドライフルーツの購入レビュー記事も書いていますのでよかったらみてみてくださいね。
フェアトレードが日本で普及しない理由


日本でフェアトレードが普及していない理由は、3つあると考えられています。
- 他の製品と比べて高価になってしまう
- 品質が劣っていることが少なくない
- 企業のブランドイメージ向上のためなど、異なる目的で利用されている
1つずつみていきましょう。
1、他の製品と比べて高価になってしまう
フェアトレード製品は、一般のものと比べるとどうしても高値になってしまいます。
これは、発展途上国の労働者に正当な賃金を払うことが目的としているためと、フェアトレードの認定費用もかかるためです。



フェアトレード商品として販売するには、認定費用がかかります。
2、品質が劣っていることが少なくない
フェアトレード製品は、一般のアジア製品と比べて品質が劣ることが少なくありません。
発展途上国は、品質管理が未熟なところがあるため、日本で販売されている(日本人が作っている)アジア製品とくらべると品質が劣ってしまうのです。



人の手で作っているからばらつきもでやすいです。
3、企業のブランドイメージ向上のためなど、異なる目的で利用されている
フェアトレードは、本来発展途上国の生産者・労働者に正当な賃金を支払う仕組みです。
それなのに日本では、ブランドイメージ向上のためにフェアトレード製品を利用している企業が少なくありません。



フェアトレードを語ってはいるけど、そこにちからを入れようとはならないみたいです。
フェアトレード本来の目的で利用されていないのが現状です。
フェアトレード製品を購入するならPeople Treeがおすすめ
日本でフェアトレード製品を購入するときは、「 People Tree 」というショップがおすすめです。



People Treeは、フェアトレード専門ブランド。
ものづくりにこだわりを持っていて、公式サイトにはこのように書かれています。
家族と暮らし、希望にあふれたつくり手たちがオーガニックコットンなどのこだわった天然素材を用い、その土地に伝わる伝統技法を生かし、手仕事をする。人にも環境にも健康的な方法で、ものづくり。フェアトレードのアイテムは、そんな幸せな背景を持って生まれてきます。
オーガニックコットン、エシカルファッションのフェアトレード専門ブランド – ピープルツリー
People Treeは、「おしゃれな服やかわいい雑貨、おいしい食べ物など、日々の暮らしのなかでみんなが幸せになれるように」という想いを大事にしているブランドです。
レディースファッションを中心にさまざまなフェアトレード製品を購入できます。
People Treeで販売されているもの
- 服(レディース・メンズ)
- ファッション雑貨
- ホーム雑貨
- アクセサリー
- 食品
- 書籍
- ベビー用品
私も先日、People Treeのフェアトレードドライフルーツを購入してみました!
農薬・化学肥料・添加物不使用で砂糖も使用していないので、健康を気にする方にもおすすめです。
詳しいレビュー記事も書いていますので、よかったら見てみてくださいね。


People Tree 店舗情報
People Treeは東京都に2店舗。
インターネット販売もしています。
自由が丘店
住所:東京都目黒区自由が丘3-7-2
Tel:03-5701-3361
営業時間:11:00~20:00(当面の間11:00~19:00)
立川高島屋S.C.店
住所:東京都立川市曙町2-39-3 立川高島屋S.C.2F
Tel:042-525-2111
営業時間:10:00~20:00(高島屋の営業時間に準ずる)
まとめ
フェアトレードについて紹介しました。
この記事をまとめるとこんな感じです。
- フェアトレードとは、発展途上国を支援する貿易のしくみ
- 日本で普及していない理由は、価格、品質、間違った目的で利用されているから
- フェアトレード製品を購入するならPeople Treeがおすすめ
フェアトレードは日本ではまだまだ知られていない制度です。
一般的には品質が劣ることが少なくないですが、People Treeは高品質な商品ばかりなので贈り物としても安心して利用できます。
フェアトレード製品をみかけたら、ぜひ試してみてくださいね。
コメント