秋のフランス・私のイチオシグルメ

海外生活 / 雑記

秋にフランスに来た方にぜひ食べて欲しいものがありますので、こちらでご紹介したいと思います。

ピアノがまだ輸送中で、自宅に届かないため、フランス・秋の美味しいグルメ情報をお届けします。

フランスといえばやっぱり「食」。とにかく食べ物が美味しいんです。

しかも今は9月。食の秋です。
この時期になると、マルシェで「まだかな、まだかな」と探してしまうものがあります。

それは―― クルミ(Noix)

「え?クルミなんてどこでも買えるでしょ?」と思う方もいるかもしれません。
でも秋のフランスで出回るクルミは違うんです。

秋だけ!フレッシュなクルミ(Noix fraîche)

木から落ちたクルミの実。その中に私たちが普段よく見る乾燥したクルミが入っていますが、この時期だけは落ちたばかりのクルミを洗った「フレッシュなクルミ(Noix fraîche)」(ノワ フレッシュ)がマルシェやスーパーに並びます。

値段は大体1キロあたり7〜10ユーロ前後。
普段の乾いたクルミよりもずっしり重く、水分をたっぷり含んでいます。時間が経つとやがて乾燥していつものクルミになりますが、購入したらできるだけ早めに食べるのがおすすめです。

食べ方と楽しみ方

フレッシュクルミを食べるには、Case Noix(キャス・ノワ) という専用の器具を使います。Monoprix(モノプリ)などで10ユーロ以内で購入できます。

水分が多いため、乾燥クルミよりも割るのは少し大変ですが、その分中身は甘くてとても美味しい!まるで別物のような味わいです。

上手に割れてクルミを傷つけずに取り出せた時は、ちょっとした達成感も。
4つに分かれている実を手でパキッと割り、中の薄い皮を剥いていきます。皮は食べられないこともないのですが、渋みがあるのであまりおすすめしません。クルミの状態によっては簡単に取れたり、取りづらかったり。これもまた一つの楽しみです。

気づけば、あっという間に4〜5個食べてしまいます。油分はありますが、この時期限定の贅沢と思えばやめられません。

私のおすすめのクルミ

何年か食べ続けてきて分かったのは、水分たっぷりのずっしり重たいクルミよりも、少し乾き始めたクルミが断然美味しいということ。

皮を剥いた時に「これは甘そうだな」と分かる瞬間があります。
そのクルミは白っぽく、味は格別に甘くて濃厚。食べた瞬間、秋のフランスに戻ってきてよかったと思える幸せの味です。


👉 秋にフランスに来られる方は、ぜひマルシェで「Noix fraîche」を探してみてください。

11月頃まではマーケットまたはマルシェで購入可能かと思いますので、まだ味わっていない方、是非一度はお試しください。きっと忘れられない味になりますよ。

ただ、食べ過ぎると口内炎ができるときがあります。

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